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[159563] 
詩人:あかつき [投票][編集]


小さい蕾
待っているのは太陽

追いかけることもなく
ただひっそりと潜む


横切る雲にため息漏らし
降りやまない豪雨に濡れ

庭の隅っこ
声も出せず亡霊のようだ


キミの帰りをじっと待って
何も手につかず日が暮れる





ひどく痩せこけて
渇ききった心

ここから見える景色は
何もかも灰色


吹き荒ぶ風に揺られ続け
ぶきみな夜をひとりきり

臆病なのに強がって
また泣きだしそうなんだ


キミの帰りをじっと待って
眠れぬまま夜が更ける

今どこで何をしているの?
不安で胸が詰まりそうだよ



小さな願い奏でながら
いつか来る春をじっと待つ

2010/08/14

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