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[16011] 繰り返す闇に幾度でも君だけを
詩人:凜一 [投票][編集]

何もいらない
ただ君だけを願うよ

幾度でも繰り返しつづく闇
ただ君だけを見つけるだろう

無音の宇宙
ただ君だけを聞き分けるだろう


君がつけた傷
君が泣く瞬間
君が僕に笑う
君が僕に触れる
君がサヨナラと言う
夕焼けに滲む駅で
君だけ途中下車


僕という人間を
すべて洗い流して
身体も音も亡くしたのなら

この痛みだけがすべてだ


僕は幾度でも君を見つける

涙が零れても好きだと言うのを止めない

どこまでもつづく闇
走りだす鼓動


ただ君が

愛してると笑うまで

2004/08/14

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