詩人:ℒisa | [投票][編集] |
無い物強請りじゃないんだ
幸せを感じないんだ
記憶からも消えちゃうんだ
長い間悩まされていた病が急に無くなってくれるはずもなく
人生で一番幸せな時である筈の今も
憂鬱でどんよりしとしとと雨が降る
ひたひたと付けてくるあの足音は今も消えない
母になるんだ
途端に誰もが頼りなく思えて
尚更強く在るべきだと息苦しい
自分の命の為に生きるのが困難ならば
せめてこの子の為にと生きれるか
いつまでこの吐き気が続くの
いつになったら頭痛は止むの
いつになったら「あのこと」忘れられるの
そんな風に苦しみ泣いていたけれど
もういいの
私の世界に晴れなど一生訪れなくてもいい
同じ雨が降らなければいい
この子の世界に
嘘を吐くなら死ぬまで
誰かの真実に位置付くまで