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[160135] 鬱病
詩人:ℒisa [投票][編集]

無い物強請りじゃないんだ

幸せを感じないんだ

記憶からも消えちゃうんだ

長い間悩まされていた病が急に無くなってくれるはずもなく

人生で一番幸せな時である筈の今も

憂鬱でどんよりしとしとと雨が降る

ひたひたと付けてくるあの足音は今も消えない

母になるんだ

途端に誰もが頼りなく思えて

尚更強く在るべきだと息苦しい

自分の命の為に生きるのが困難ならば

せめてこの子の為にと生きれるか

いつまでこの吐き気が続くの

いつになったら頭痛は止むの

いつになったら「あのこと」忘れられるの

そんな風に苦しみ泣いていたけれど
もういいの
私の世界に晴れなど一生訪れなくてもいい

同じ雨が降らなければいい
この子の世界に

嘘を吐くなら死ぬまで

誰かの真実に位置付くまで

2012/03/18

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