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[16195] ふた
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

耳をふさいで、いた
宇宙の、すみっこ、で
その間も
朝と夜と砂時計、は転がりつづける

なにもかも、と
言えるほどの、なにか、

ふたりに、あったか
しれない

耳をふさいで、いた
あなたの声が流れ出ないよう、に
暗い、穴の奥深く、

なにもかも、を止めていた

2004/08/20

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