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[162108] 優しさが生まれるとき
詩人:どるとる [投票][編集]


並木道に吹く風と
置いてけぼりの切なさ

ロマンスが香り立つ夜
コーヒーカップからあがる湯気が瞳を曇らせるね

涙の雨が降る
あたたかい雨が降る
真夜中の声は
やがて優しい唄になる

夜明けを待って
静かに夢の中で
朝が来るのを
待っているよ

優しい唄に包まれて
僕はまた僕になる為
新しい世界を想像する

真っ白な紙の上に
自由に絵を描くように

醒めない夢に溺れている僕自身が僕自身を助け出すよ

ほら歩き出そうね
新しい明日へと
輝くだろう明日へ

優しさが生まれるとき 人は長い長い悪夢から目醒める。

2010/11/13

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