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[164141] 月のかけら
ある月の砕けた日に
散歩していた ぼくは
光る石みたいなものを
拾った
この石は
きっとつきのかけらだ
と ぼくはおもいました
ぼくはその石を
たからものにしました
そして ぼくはその石を
夜な夜なみては
楽しんでいました
そんな ぼくも年をとり
その石の事など
すっかり忘れてしまいました
でも その石はいつまでも机のなかでかがやいています
月は今日もみえない
2011/01/10
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