詩人:やぎひと | [投票][編集] |
わんぱく坊主が
絵を描いた
大きな大きな絵になった
月の光に照らされて
彼らは
そこから飛び出した
ピエロがたまを遊ばせて、
ゾウが踊りを軽やかに。
七色、きらりと
アーチ型。
ときたま魔法が飛び上がる
ねぇねぇ、
一緒に
遊ぼうよ!
たまには少し、
夢を見よっ。
空を飛んでは
地に潜り
歌を歌えば、
大合唱♪
坊主に
小鳥、
星までも
やいやい
わいわい
がやがやや
桜が舞って、
紅葉が笑う
花が
どこにも
かしこにも
空にも
大輪、咲かせよう!
ーーー。
月がひっそり
あくびをついた
鐘は確かに
12回。
ピエロは
ガラスの靴を
つっかけて、
にやりと笑って
「引き上げだ!」
ロマンチストは絵を描いた
大きなきれいな夢だった