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[164152] Fancy
詩人:やぎひと [投票][編集]


わんぱく坊主が
絵を描いた

大きな大きな絵になった





月の光に照らされて

彼らは
そこから飛び出した




ピエロがたまを遊ばせて、

ゾウが踊りを軽やかに。


七色、きらりと

アーチ型。




ときたま魔法が飛び上がる





ねぇねぇ、

一緒に
遊ぼうよ!


たまには少し、

夢を見よっ。






空を飛んでは
地に潜り





歌を歌えば、
大合唱♪



坊主に
小鳥、
星までも




やいやい
わいわい
がやがやや






桜が舞って、
紅葉が笑う

花が
どこにも
かしこにも

空にも
大輪、咲かせよう!








ーーー。

月がひっそり
あくびをついた


鐘は確かに
12回。


ピエロは
ガラスの靴を
つっかけて、

にやりと笑って

「引き上げだ!」







ロマンチストは絵を描いた

大きなきれいな夢だった

2011/01/11

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