ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.164000-164999 > No.164186「希望の唄」

過去ログ  〜 過去ログ No.164186 の表示 〜


[164186] 希望の唄
詩人:どるとる [投票][編集]


灯台の光は届かない
誰もいない闇の中
僕はわがままに
歌い続ける

希望の唄

すっかり汚れてしまった憧れをまだ握りしめたまま
夜だろうと
早朝だろうと
歌っている

希望の唄

幸あれ
幸あれ
栄えあれ
栄えあれ

むなしい声が口笛の矛先へと遠ざかってゆく

灯台の光は気休めさ
救いのない世界でただひたすらに
歌い続ける

希望の唄

名ばかりの天使の唄

天は我を見捨てた。

2011/01/12

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -