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[1660] 祈り
詩人:soRa [投票][編集]

あなたの心の痛みも
頬を伝う涙の訳も
僕にはどうする事も出来ないよ

泣き疲れて眠りに就くのを傍で見守ってあげる事すら出来ないんだ

だってね
僕の心はあの日あなたの心と重なった時よりずっと歪んでしまったし
汚れてしまったんだ

僕に出来る事といったら
わずかな光でも
例えば
路上に落ちてるガラスの破片に
優しく反射する太陽の光ですら
あなたの心を照らし出し暖めてくれるように
そんな小さな祈りを捧げる事が精一杯なんだ

あなたならきっと大丈夫だよ
誰にも負けない強くて綺麗な心を持ってるからさ

2003/05/02

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