ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.167000-167999 > No.167043「冷たい指先」

過去ログ  〜 過去ログ No.167043 の表示 〜


[167043] 冷たい指先
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

こんなに貴方と
離れたって
季節が一回り
したって

忘れるなんて出来ない
貴方と約束したから

いつかはなれると
思っていた
貴方の名字に憧れてた

まるで
少女に戻ったみたいに
私は憧れてた

だけど心は寂しくて
いつしか貴方を縛って
大切な貴方は
私から去っていった

触れたかった背中は
今は見えなくて
戸惑う心震える指

宛てもなく
さ迷う私の
冷たい指先は
春になる事を知らない

By 音無詞 詩

2011/04/03

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -