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[168002] 
詩人:葉 彩薫 [投票][編集]

さざ波が押し寄せる
海岸での予感

イマジネーションによって奇妙に歪んだライン

貴方は私に切ない恋の躊躇をもたらした


深く 遠く深くに沈みたたずむ魚たちは
純粋無垢な深層心理を胸に持ち

時折 
水面から顔を覗かせては
色鮮やかな街の
陸上を泳ぐことに憧れる


偉大なる海よ… 
マリンブルーの奥深くに
ダークグリーンの
コラボレーション

そこで私は貝になり
七色の光を反射させ

貴方が燃え上がり
いらだつ冬の季節には
私はただ独り
いまにも溺れてしまいそうな不安を感じながら
貴方の叫び声をじっと聞く

貴方が穏やかになり
優しい凪ぎと
眩しい太陽の下
優しい光を反射させる時

また私は貝になり
さざ波が押し寄せる海岸で
七色の光を
砂浜を枕にして
素敵な輝きを
貴方に反射する

2011/05/10

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