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[169019] いつ生まれたの、僕の心は。
詩人:夜深 [投票][編集]


にこ、って笑ったね今
濁ってる心のなか隠しながら

光にまみれた眩しい夜に
闇に紛れた貧しい買被り

剥ぎ取った優しさ
はみ出した悲しさ
もぎ取った空しさ
揉みだした苦しさ

ひとりひとりの命が
一瞬で消えた
百日前に祈りを

追いかけて追いかけて
うさぎさん
闇の奥底に落ちてったの あの山

小鮒釣ったって 夢がめぐったって
忘れられない記憶(ふるさと)があるんだ

かじった果実は甘くはなかった
恥った気持ちは辛くはなかった

今まで生きてきたなかに
急に生まれたこんな気持ち

空から虹が消えるように
僕から君が消えるように

いろんなものが消えた百日前

お気楽な音楽ばかり
耳に詰め込んだって
それでも 不安と恐怖たちは
騒音として世界中から
家の窓へと駆け込んでくるんだ

怖い怖い 嫌だ嫌だ
実は人間 
いつ死ぬかわかんないものだから
いつもの勇気が湧かないよ すくむよ足が

恋は地球を包むって
愛は地球を救うって
どこかの学生が言ってったっけ
でも

これから地球を 世界を救っていくのは
世界中で一番大切な "あの"宝物

命という素晴らしい贈り物、宝物

ひとりひとりの命が
一瞬で消えた
百日前に祈りを

追いかけて追いかけて
うさぎさん
闇の奥底に落ちてったの あの山

小鮒釣ったって 夢がめぐったって
忘れられない記憶(ふるさと)があるんだ

ご先祖様がいなければずっと
僕がいない 君がいないことになるね
久しぶりに会った君に言いたいことがある

心からの勇気で今すぐに伝える
鼓動の輝き

2011/06/18

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