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[169049] 潮のかほりのソース
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

あらゆる仕草の
豊かさ
せつなさ
その向こう景の


小さなシナリオ


せつなき
憧憬
自然のなか街角の片隅で
田舎の空で


時の仕草
呼吸


手抜いの昔ながらの出で立ちの母
藁の匂い



出稼ぎ先
街角で見失ったシナリオ
見捨てたように


素朴な茶のかほりと
潮のかほりの
おむすび



見知らぬ地のカフェで
見知らぬ国の
水車のはなし
河とワインとの昔からの繋がり


そんな心に響いた
はなしを
君に恋するように


そんな仕草の詩
エッセイで伝えるような
時間割をと願い



そしてMRIで写った
片頭部の白さ


「健忘が激しくなっていませんか?」


そう伝えられ
メモを第二の記憶の場としよく記載していますと
伝え損なったが
問題解決とならず


赤ワインは健忘に効くという
重ね合わせた治療薬は
どちらも強い作用のもので少量でも許可は下らないだろう


とにかく

綴るにあの舞
詩吟をうたう人たちと
同じよな仕草を求めて



君は君なりに詩ているよ
それはいつか


あの壊れた灯台の
ベランダにテーブルおいて
テーブルクロスの匂い


潮のかほりのソース
そのシナリオ創り
頂く前に


君とそこにある
朽ちたベンチで
潮かほりの
おむすびと
素朴な茶を飲んだ風景



あれは
夢に入る前 感じ覧た光景











2011/06/19

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