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[170045] 「あのね、実は…」
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

心の中が モヤモヤして



他人に上手く 話せないでいる



いや 自分の中でも



上手く まとまっていないだけ




それなのに…



この人は こんな私のことを



心配してくれる



この人に 迷惑をかけたくない



余計な世話まで させてしまいたくない



だから…




「ううん、実はその…」




でも…



吐き出せたら きっと楽になれる



そんな気がしてる 自分もいて…





(どうしよう…)





一度 話してしまったら



この人のことだ



優しいから きっと朝まで



付き合ってくれるんだろう



自分が眠ることも忘れて



私の相手をしてくれるんだろう






でも それは…許されること?



いや 私のエゴだよね…



だから



今夜は 話さないでおこう




「やっぱり、なんでもない」



私 まだ頑張れる



今までだって 1人でやってきたんだし



それに



この人を寝かせてあげなきゃ



きっと 疲れてるはずだから




「もういいの 大丈夫だから。」




「うん、また明日。おやすみなさい。」




そう言って 携帯を閉じる



これでよかったんだよね…?



私は 眠れそうにないけど

2011/07/26

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