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[171072] 秘蔵詩集から@
ひゅるり 風が吹き抜けてゆく 中秋の紅葉通り
帰り道はいつも ため息つきながら
今日もどこかで誰かの笑い声が聞こえる
涙をつれて歩いてゆこう 孤独な旅はまだまだつづいてく
涙をつれて 生きていこう 寂しさは風 いつかは消える
跡形もなく 花のように ふきこぼれる花のように
日々を悼み
過去を薙ぎはらい
襲い来る時に備えて
我は風になりて
至福の時を待たん。
2011/09/13
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