| 詩人:姫宮らら | [投票][編集] |
いつからか
蔦が絡まる
寂れた古城で
僕はひとりぼっち
ひび割れた大理石の床
水が枯れた中庭の噴水
華やかな過去の面影
何も、ない
どうしてだろう
幸せになりたくて
愛されていたくて
気付いたらひとりぼっち
豪華な料理も
美しい宝石も
優しい臣下も
どこへ行ってしまったんだ
割れた窓
冷たい雨が
強く打ち鳴らす
雷で時々照らされる
真っ暗な闇の中
ひとりぼっち
何もない
誰もいない
どこへ行ってしまったの
僕だけ置いて
ねぇ どこへ
どこへ
どこへ逝ったの
頬を伝う涙を
拭ってくれる人はもういない
壊したのは僕だった
滅ばせたのは僕だった