過去ログ
〜 過去ログ No.172357 の表示 〜
[172357] 冬の朝
静かな部屋で
小さな音で
ビートルズを聞く
夜明け前
まだ通勤の車の音もまばらに
街は朝日を待っている
身を切るような寒ささえ
季節を私に伝えてくれる
雪が舞い
風が踊り
氷が輝いて
冬を引き立てている
私が静けさに漂って
ゆるりと動くと
冷たい風が頬を引き締め
乾いた空気に
体から吹き出す温もりが
今日一日分の
優しさになって
しっとりと私を包む
おはよう
おはよう 冬の朝
2011/11/25
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -