詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
きれいはきたない
キタナイハキモチイイ
漢字を使う必要もない
刃の欠けた知性で
貪り合うなんて
とってもワイルドね
っと白く濁った
皮肉も飛び出す始末
愛する言葉を反転させて
お口
交わらせるは凹と凸
人は皆
猿の類似品だった
舌を伸ばして
舐め咥え
滑稽なウロボロス状態
象徴するのは
うすらぼけた平和か
汚れも縮れ毛も併せ呑み
羞恥心が消えた頃
ひとつになるのか
なれないのか
気持ちの良い終演の果て
綺麗に口を拭き
二足歩行に戻る二人
何も産み出さない
ただ欲求を
満たしたいだけ
馬鹿げているでしょ?
それも愛