ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.175000-175999 > No.175262「妖の壱「ぬっぺぽう」」

過去ログ  〜 過去ログ No.175262 の表示 〜


[175262] 妖の壱「ぬっぺぽう」
詩人:どるとる [投票][編集]


ぬっぺぽう ここに取り出しましたる巻物に 目鼻なき妖在り
肉の塊と思しきその容姿 醜い中に愛らしさ在り

果てしなき時経ち古寺に 鳴るはずもない鐘在り
月も雲に隠れる怪しき晩 のそりのそりとあらわれて 人ぞ脅かしゃ ゆさゆさと躯揺らして わらってる。

2012/03/26

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -