ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.176000-176999 > No.176773「あんぶれら」

過去ログ  〜 過去ログ No.176773 の表示 〜


[176773] あんぶれら
詩人:どるとる [投票][編集]


誰の頭の上にも悲しみは等しく降り注ぎ 身をかばう傘もなく心はまともに濡れてしまうよ

たくさんの人の中に紛れても寒さにふるえる大衆の中の孤独に 不安の色を隠しきれない

いつでも傘を忘れた時のあのどうしようもない感じが離れないんだ

寄せては返す波の引き際を見計らい 名残惜しい今日との別れを引き延ばそうとするけど 去ってゆく今日の背中には追いつけずいつも置いていかれる

記憶の片隅に立てかけられたままのあんぶれら そこにある。

2012/06/15

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -