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[177123] いとなみ
詩人:どるとる [投票][編集]


泣いたり笑ったりするだけの1日の中で
人は今日も変わらないいとなみを繰り返している

押し寄せてはまた引いてゆく 波のように飽きても あきれられても訪れる今日という1日

どんなに悲しい1日も過ぎ去るとやっぱり悲しくて
切なさが胸をさらってゆく

さよならも言えないままに僕はまたひとつ1日を通り過ぎた

夜が来ました 待ちに待った夜が来ました

何も悲しくなんてないのに泣きたくなる夕暮れ

変えようのないいとなみの中で 他愛もない会話の中で 人はまたひとつ歳をとる

そしてまたいとなみは繰り返される

花が咲き散るように
それはそれは静かに訪れる つかの間のさよならさ。

2012/07/06

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