詩人:ジョーブ | [投票][編集] |
車で田んぼ道をとろとろと走ると
強い光りが窓ガラスをたたいた模様
私は顔を右と左にそらしたんだ。そこには苗が見えていた
一本道の先にある家まではここから三分なんだが
光りが苗を上へ上へと引っ張ってる様な.そんな車内からの雰囲気
「あれ」
太陽の力を車内から感じ.少し外にある木の日陰でひと停車
8月19日の午後12時14分
セミが鳴いているよ。運転席から田んぼ道へと
来た道を戻り歩きながら見てみると
「えいや.ほいや」
「そりゃ」
「ほいや.ほいさ」
「えいや.えいや.えいや.えいや」
私には聞こえる夏の太陽の空から来た妖精達の声が
それと.田んぼに流れる小さな川の水の音
カラカラと
私は道に立ち田んぼを眺めてしまう
ふわふわ漂う妖精が.苗を上へと上へと伸ばしていたんだなと気付くと
私は素敵な田んぼのグリーン色に.少し笑みがでてほっとした気分
空の太陽の陽射しが心地よく力強い
「えいや.えいや」
「ほいさ.ほいさ」
「どっこいしょ〜」
その場で私はおもわず
両手を空に伸ばして深く深呼吸をして笑った