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[178024] 夏空
詩人:ジョーブ [投票][編集]

車で田んぼ道をとろとろと走ると

強い光りが窓ガラスをたたいた模様

私は顔を右と左にそらしたんだ。そこには苗が見えていた

一本道の先にある家まではここから三分なんだが

光りが苗を上へ上へと引っ張ってる様な.そんな車内からの雰囲気

「あれ」

太陽の力を車内から感じ.少し外にある木の日陰でひと停車

8月19日の午後12時14分

セミが鳴いているよ。運転席から田んぼ道へと

来た道を戻り歩きながら見てみると

「えいや.ほいや」
「そりゃ」
「ほいや.ほいさ」
「えいや.えいや.えいや.えいや」

私には聞こえる夏の太陽の空から来た妖精達の声が

それと.田んぼに流れる小さな川の水の音

カラカラと

私は道に立ち田んぼを眺めてしまう

ふわふわ漂う妖精が.苗を上へと上へと伸ばしていたんだなと気付くと

私は素敵な田んぼのグリーン色に.少し笑みがでてほっとした気分

空の太陽の陽射しが心地よく力強い

「えいや.えいや」
「ほいさ.ほいさ」
「どっこいしょ〜」

その場で私はおもわず

両手を空に伸ばして深く深呼吸をして笑った


2012/08/19

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