詩人:ジョーブ | [投票][編集] |
向日葵が夏の暑さを背中からうける時間帯に
キラキラ道で麦わら帽子の男の子が.自転車を止めた
男の子の二倍三倍はある向日葵畑にちょんと
お日様が光を隙間から頭上へと照らす
帽子の隙間から汗がタラリと流れる男の子に.しょっぱい光りが見えた
大きくなった向日葵は男の子よりも早い時刻で伸びたから
男の子はびっくりした顔で見上げているのが向日葵だ
チャリンチャリンと音が鳴る。それは男の子から何も喋らない向日葵に挨拶をした様な音だった
しばらくしてからか.その音は風を呼んだ様にもなった
ヒューヒューと.向日葵は風に乗りうなずいたように揺れている
僕もこのくらいに早く大きくなりたいなと.べダルに足を乗せ.力いっぱいに走り出して行った
向日葵は風で大きく揺れる。男の子を囲む様な一本道で
向日葵は男の子の心の声に.うなずいて見ている様子みたいに.揺れていた