昨日まで熱い風が吹いていた川土手をすーっと涼しい風が駆け抜けていく。「わたしらだっていつまでも夏じゃないさ」とつぶやきながら…。「わかっているよ」とススキの葉が首を揺らす。虫の声に混じってだれかがこっそり秋のページを開く音がする。
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