てんき雨はそっけなく止んでしまうおれといえば寝そべりながら いびつな金平糖などかじってはこっそりと満ちてゆく潮のせいで にげ道をどうやら窒がれるてんき雨がやめば てんき雨がやめばまるで括弧のつかない感傷さえ なま温い掌で転がしてみたりいわば黒みつから零れて きみへの想いまで白ざとうをまぶすあまい金平糖もあっけなく欠いては
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