ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.180000-180999 > No.180242「spec-26.」

過去ログ  〜 過去ログ No.180242 の表示 〜


[180242] spec-26.
詩人:さみだれ [投票][編集]

楽しいことや
踊り出すようなことが
あなたの心を
優しく撫でてくれたら
こんな命だって
軽く捨てられるのに

どうして
あなたとの間に
途方もない距離があるのだろう
新幹線や飛行機では
全然足りない
永遠に歩けるほど
長い命でもないし

あなたが目を丸くして
美しい景色に魅入っているなら
あなたが耳をすませて
りりん、と鳴る心に
うっとりとしているなら
こんな命なんて
いつだって捨てられるのに



2013/01/04

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -