| 詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
長いあいだ服を着て飾ってきた人間にとってしてみれば
裸の付き合いは それはもう想像の領域
想像には、歴史社会の長年で「隠され続けた潜在意識」が満載である
好き という一言にも、疑心暗鬼と期待感が詰め込まれている
興味は責任に繋がり、どこかで勘違いした心底の信頼に対する裏切りが一瞬で見える事がある。
裸で丸見えなお互いのカップルの間には喧嘩が絶えない。
どこまで表社会で洗脳された価値観を剥ぎ取れるか?
お互いの具体的な個性を認めて、一緒に社会へ投げかけるエキスを絞り出すか?
どこかズレている自分達に悩み、これで二人で社会で生きてゆける という安心感を得れば結婚へ進める。
さらに進んで、日々一緒に暮らしてお互いの個性を深く知れば子どもが産める。
最後に「ああ、生きてみて 大変だったけど・・・」大きいため息をつき、ああ、そういうことか! 納得できたなぁ〜」と 肩の荷が降りてほっと笑えるまでは 決して死ねない。