詩人:凜一 | [投票][編集] |
サヨナラと言われた時は
冗談だと思って
笑って
それから少し泣いた
君がいけないんだよ
いつも冗談ばっかりな君が
悲しそうな顔で言うから
ああ今は
思い出して、笑って
また少し泣いて
それからまた思い出して
やっと
鍵をかける
今の二人には眩しすぎる
鮮やかな日々を
忘れるなんてできなくて
輝いていたね
忘れないでいてね
あの日の幸せも、痛みも
あたし一人では
抱えきれないから
輝いていたね
忘れないでいてね
あの日の幸せも、痛みも
確かに存在していたから
思い出は
半分こしよう
そしたらあたしは
また歩きだせるから
幸せな痛みに
鍵を掛けて