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[186012] 花は美しく
詩人:どるとる [投票][編集]


美しさというものを考えた時に
同時に浮かぶ 醜さがだぶるように
イメージしてる美しさに重なるんだよ

美しいものを美しいと呼べるのは
もっと言えば美しいと思えるのは
その美しいものが美しく見えているから

外面だけの 美しさに騙されてる心じゃ
本当に美しいものなんて見えないだろう

花は美しく 可憐なものだとハナから決めつけてる心は
最初から美しいものとそうでないものの区別をしながら
本当は差別している

顔だけは美しく生まれた人でも
中身まではどうか知らない
そもそも美しさってなんだろう

美しいものを 決めつけるのが心なら
目で見ているものは一体なんだろう
醜いものが醜いように見えたり

美しいものが美しく見えたりするのは
その醜さやその美しさに心が惹かれるから

どんな花にも棘が隠れてるって 最初から知っていたら
傷つくことなんかなく 本当に好きな人を愛すことが出来るのに 僕の心は見た目に左右される

絵に描かれた 美人を美人と誰もが呼ぶのは美人なように描かれているから
でも人は絵じゃない
誰でも醜さを内にも外にも隠し持ってる

花は美しく 可憐なものだとハナから決めつけてる心は
最初から美しいものとそうでないものの区別をしながら
本当は差別している

どんな花にも棘が隠れてるって 最初から知っていたら
傷つくことなんかなく 本当に好きな人を愛すことが出来るのに 僕の心は見た目に左右される。

2014/08/15

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