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[187265] ショートショート「指輪」
詩人:どるとる [投票][編集]

Kのおばあさんが昔からずっと大事にしていた指輪がある。指輪は高価なもので売れば相当なお金になることがわかる。
やがて時が経っておばあさんは死に、遺品を整理していたらその指輪を見つけた。もらおうと思って指輪に手をかけた瞬間、指輪がいきなり光って音声が聞こえた。
「がちゃピー、聞こえますか?聞こえますか?M8星雲モア星です。おばあさんに八十年指輪を預かってもらったのですが、それを条件にお金を渡す約束をしたのですがどうやらおばあさんは亡くなってしまったようですね。かわりにお孫さんのあなたにお礼を贈ります。」
すると指輪はひときわ強い光を放って瞬時に消えてしまった。
かわりに米粒ほどの何かがあった。
よく目を凝らすとそれは小さな小さなおもちゃのような札束だった。
どうやらモア星人は小さな種族でその体のサイズに合ったお金らしい。
しかしこれではこの星では到底使えない。Kは残念そうに肩を落とした。

2015/01/12

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