詩人:どるとる | [投票][編集] |
君がいなくなった部屋はこんなにも広く 見えるんだね
君のあの涙のわけ 思い出すと なんとなく胸の奥が熱くなる
一人では料理さえうまく出来ない
ジャガイモもうまく剥けないし
軽量カップのある場所もわからない
君と喧嘩してからどれくらい経つだろう
すぐに謝ってしまえる程素直な気持ちがあったなら苦労しないのに
こんなに 君を愛しているのに
愛しているはずの君を 傷つけてしまうのは
やっぱり僕と君は違う人どうしだから
いやな気持ちだけ残したまま
仲直り出来ないまま
いくつもの日々が過ぎてゆく
君がいなくなってからはじめて知ったことがあるんだ
こんなに君が大変なことを笑って 毎日していたこと
洗濯物もうまくたためやしないし
洗い物もめんどくさくて
部屋の掃除も行き届かない
君がいたことがどれだけ僕にとって
大切なことだったのかわかった
雨が降ってた空もすっかり晴れて
洗濯物もよく渇きそうな日曜日
やっぱり謝ろう 素直になって 謝ろう
君のいない日がこんなに寂しいなんて
気づかなかったよ 君と喧嘩しなけりゃ
だからたまにはこうして自分を戒めて
自分が犯した過ちを反省する時間も必要
だけどまっぴらごめんさ
こんな気持ちになるのは
だから君には もう僕のそばから離れないで欲しい
素直になったら こんなに気持ちいいんだね
やっぱりどんなに意地張っても 君を好きな気持ちは
変わらず ずっと好きなまま
明日も 明後日も 何十年後も 変わらない
どれだけ歳をとってもボケても変わらない
それが愛だ。