あなたが眠れる詩を私はもう 書けないあなたに励まされた詩を私はもう 思い出せない誰かの幸せな詩も苦痛に満ちた詩も真っ青な大気の向こうへ落葉樹は揺れるとてもさみしそうなそれを私はこんなちっぽけなものに押し込め胸を張り差し出すあなたが眠れる詩を誰かが、誰かが、と待ち続けるだけの毎日をふと思い出した今夜コンビニの光がちかちかして星すら見えない今夜私の詩を読んでくださいあなたの心を書いてくださいもうみんな眠る頃にあなたが眠れる詩を
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