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[22311] ハネノナイヒト
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]


  「ねぇ待ってよ。 僕を置いていかないで。
 
   もっと強くなるよ もう泣いたりしないよ

   お願い もう一度微笑って・・・。。」

  
  僕の背中にあるハネは

  一人で飛び立つにはまだ小さすぎたみたい

  どんなに強く地面を蹴ってみても

  キミの背中が見えないよ。。


  眠れない夜にキミを呼んだその声は

  少しだけ白く濁ってソラへと消えてった

  目を閉じればそこにいるキミが

  また微笑ってくれるなら

  僕はもうハネなんかいらないよ

  この足でキミを探して走り出すから。。


  「ねぇ キミは今も微笑っている??

   僕はもう 一人でも眠れるよ

   だから 

   もう一度だけこっちを向いて・・・。。」

    

2004/12/05

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