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[28107] 我が生涯に君あり
詩人:放射能] [投票][編集]

ファーストフードの
マネキンを
待ち合わせにするのは
やめようって
言ったのに
待ちきれなくて
1時間も早く来る
確実に君が向けるより
僕の方が好きが重い

そんな事はないと
君は笑う
そんな時の笑顔でも
見とれてしまうよ
量りようもないものを
まぶしく見た

手をつないで
ママゴトみたい
口には出せないけど
隙をみて離す
君はすぐに
腕をからませてきた

観覧車に乗りたいと
何の脈絡もなく
また始まったよと
君の額を指でつく
我儘と言う
秘孔を押したと
ふざけ合える

楽しけりゃ楽しい程
不安を感じ
強く抱きしめ
君の
苦しそうな顔を見て
慌ててゆるめ
僕はハッキリ言った
帰したくない

ネオンが街を奏で
煌びやかな
旋律が歓迎してる
何処へ行くともなく
言葉なく歩く僕ら
いつもの寒さは
いま忘れている

休憩と宿泊の中
何もやらしくないよと
僕は繋がり求め
君は応えるように
視界とじる

辛い時にゃ君にいつも
なぐさめられて
きつく激しく
それも
やさしさから来る物と
見抜いてたから
僕はベッドで言った
離れたくない

朝から始まる騒がしい
車のクラクションも
募金活動のカケ声も
慣れる事のない喧騒も
僕はやさしくなれるよ
君がいれば
君さえいればね
それは
残酷にもなれる事を
示している

我が生涯に君がいて
影響は絶大で
ハラハラ
させられるけど
思い通りに
いかないけど
君がいれば。
君さえいれば。

2005/02/19

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