どうして歩くの?先の見えない不安定なこの道を問掛けた声が夜の始まりと消えゆくのを眺めながら星を待った空白と呼ぶに等しいこの時にどうしてなんて言葉がひっかかるはずもなかった海の先のビルがぼやけてまるで空に浮かぶ島のようどうだっていいじゃない見付かるなら海の底が言った理由も過程もいらない何もいらない暗くなると冬に逆戻りそこで僕は独りさ迷うねぇ強がりの僕どうして歩くの?ねぇ怖がりの僕どうして歩くの?いくらぼやいてもそこは空白のまま
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