ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.30000-30999 > No.30306「雨が病む」

過去ログ  〜 過去ログ No.30306 の表示 〜


[30306] 雨が病む
詩人:放射能] [投票][編集]

お前
保険金かけて
俺を殺しそうだから
そんな奴が親
ありがとよ
感謝してるんだよ
生まれつき
教えてくれて
摂理ってものを

まだ生き残ってるのが
不思議でならない
ある時は
俺の目の前を
猛スピードで
走り抜けていった車
あれは
お前だったんだろう?
あと1b
前に出ていたら
ハネ飛ばされてたよ
ある時など
夜中に台所に行くと
包丁で
ジャガイモの皮を
剥いていた
それが
俺だったらと思うと
ゾっとするよ
カレーを作ろうとした
なんて騙されるもんか
朝はシチュー
だったじゃないか
またある時なんかは
話していると
気が狂いそうになる
とか言って
俺を狂人扱いしたのは
お前だったよな
考えてみれば
あれは
洗脳だったんだろう?

これ以上は
ないというくらい
病んでるよ
隙間無く降り続く
この雨のように

2005/03/24

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -