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[31583] 甘々金平糖
詩人:ヒギシ [投票][編集]

少し開いた窓から
子供のはしゃぎ声が聞こえる

気だるく目を瞑り
卵でも落としてやろうかと
また目を開けて黙り込む


揺らぐ洗濯物の影に
意識を浮かべて遊んでは
手繰り寄せて息を吐く

級友達を遠ざけて
大人と笑える訳でもなく
独り苦笑して遠くを見やり

ここはどこなのかと
口には出さずに

甘ったるい金平糖を
噛み砕いたかのような
甘い日々を辿っているのだ

2005/04/08

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