詩人:黒夢 | [投票][編集] |
別れを切り出すことが
最後のデートの目的。
そんなことは知っていた。
ただ
貴方にもう特別な感情が無くたって
私には溢れる程の貴方への想いがある。
だから
貴方にとって迷惑だとしても
私が報われることが無くても
素直に頷いてなんかやらない。
情けなくても
格好悪くても
馬鹿みたいでも
きっと恋愛にはそれが付き物だと思うから。
自分の全てを捨ててでも
誰かを愛するということが
私の恋愛だから。
歩き出す貴方をもう一度呼んで。
笑顔で言ってやる。
悔しいけれど
悔しいけれど
私に、貴方以外を愛する勇気なんて無い。