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[34174] 呼吸下手症候群
詩人:ライカ [投票][編集]

一生懸命 呼吸して


僕は 生きてた。


ある時 誰かが


それを 笑った


途端に


息苦しくて


うまく呼吸ができなくなった


うん。


この長い年月 ずっと。


世界の隅で


遠慮して呼吸する


その笑った奴が


いなくなっても


浅い呼吸と ダルい顔が慢性化して


羨む気力も 目に生気を宿らす方法も


わからなくなった。


無くしてしまった..。





そんな時、 


明け方まで


膝をかかえて


窓の外をみてる


朝靄の中の 活動し始める街


ラジオを消して


ひとり こっそり深呼吸


肺が みちる


心が 埋まる


こんな綺麗な


体にゆき渡る


黄金色の朝焼けの下なら


希望というものが


僕の上にも たしかに降り注ぐと


信じてみても、





いいのかもしれない。








そんな 勘違いをして


僕は 今日も


なんとか 生きてるフリをする



2005/05/11

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