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[3473] 一番大好きだけど一番嫌いな君へ
詩人:ちぃふぁん [投票][編集]

毎日の生活の中で疲れて体を伸ばしたら

部屋のカーテンが風に揺れてた

それからしばらく寝転がって

ぐるぐる世界が回るのを感じながら

草むらの上で大の字になって

優しい風に任せて瞳を閉じてみた



思った以上体が重く

もう起き上がれないんじゃないかと思う程

じっとして居たいと望んだ

空も暗くなりかけた午後

こんな時でも恋人達は手を取り合って歩いている

地面に吸い込まれるようだと

浅い眠りの意識の中でおぼろげに思う

昨日君がじっと見ていたのを

急に思い出して胸が痛んだ



「大丈夫だよ」とも言ってあげられないのは

僕が弱気なせいだからなのかい?

それとも君が強気なせいだからなのかい?

どちらにしてもしょうがないと

片付けてしまえるのは

「どうでもいい」と心で思ってるからじゃないか?

お互いがお互いを引きずっているのは知ってるんだ

気付かないフリを続けてるだけさ

君らしくないとは思うけれど



二人で見てた夢なんて

今じゃもう作り話に終わった

悪戯達が意地悪をしたかのように

汚れて消えて行った過去達

どんなに強く望んでも

手に入らないのだと分かっているけれど...

2005/04/23

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