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[36083] 烙印
詩人:阿修羅 [投票][編集]

貴方の優しい、その顔が



哀しみに歪むのを、もう




あたしは見たくない






こんなに、傷つけてしまうのに





嫌いだって離れてくれれば






あたしに烙印を刻んで







どうしてたくさん、傷つけてきたのに






あたしは貴方に癒されてるの?






こんな権利在るはず無いのに









きっとまだ、、









もう、大切な人は傷つけないって





決めたのに、弱い






あたしはあまりにも弱過ぎて





足りな過ぎた






代わりに満ちる誰かの哀しみ






もう、傷つけないって決めたのに






痛みなら、あたしに




与えてくれたら良いから





傷なら、あたしに





刻んでくれて良いから







もう、誰もだれも





傷付けたくない






出逢わなければ、良かったの?





このまま、忘れてしまえば良いの?






どうすれば傷つけないで済む?





どうすれば傷は癒える?








それでも離れないで居て、は最低





ここに居る権利さえ、もう





在りはしないのに







それでもまだ、貴方の傍に、











失せろ、もう触れちゃいけないんだ





刻まれたモノをもう一度





忘れるなら、何度でも





痛みと涙で思い出して

2005/06/02

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