黒い傘を差していて気付かなかったいつの間にか雲は白く 空は青くなりまだ湿るアスファルトを照らしていた姿勢の良い猫は道端で伸びをしてそのとなりを大きな葉っぱが転がった眩しい朝はただ 窓辺で囀る小鳥をしめやかな夜はただ 袖に絡まる風を緩やかに明くる日へ向かうための優しい毛布をかけ直して行っただけそんなことだったんだよ
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