詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
君が好きだ、を
口実に
僕は無意味から
逃れようと必死になる
耐えても
絶えても
同じな気がして
君が好きだ、を
言えなくて
実際は
友達の
誕生日プレゼントを
一緒に買いに行こうと
誘っただけ
口実の口実さえ
曖昧に
ぼやかして
話を切って
結局、何も
無かった方向へ
自分勝手に逃げ出した
取り返しが
つかなくなったのは
どの罪を犯した時か
諦めるのを
諦めた毎日
たまに
君に会っても
上手く話せず
目も合わせないのに
好きなんだ
訳もなく
君が好きだ。
思いながら僕は
逃げる口実を
準備してる
他には何も
意味も無いのに