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[45513] 夏の終わりの海で
視線の先
海と空が重なって
今いる場所は霞んだ
確かにあった笑顔は
思い出と呼ばれることすら拒否したから
欠けてしまった綺麗な巻き貝と共に
果てない海へと
消えっていった
届く距離なのに
手をのばせば波にのまれ
失う辛さを心で知った
夕陽に染まった
目の前の世界
切なくて
ポタリ落ちた欠片は
誰のせいでもない
握り締めた願い事
気付けばそれは砂になり
夏の終わりの風は
ゆっくりと
それをばらまいた
2005/08/21
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