詩人:凜一 | [投票][編集] |
あの頃
僕らは確かに恋をした
まるで夢のような現実を
永遠はあると信じて
生きていた
僕にとって
生きることは
君を守り愛することだった
やがて時は流れ
永遠の意味を正しく覚え
永遠はないと知った
それでも
変わらない何かを
信じていた
あの日の僕らには
永遠は確かに存在していたと
君を生きていきたいと
僕を生きてほしいと
ただ強く願った夜を
思い出していた
今でも僕は
君を見つけることができる
変わらぬ君は
美しいまま
変われなかった僕は
幼く弱いままで
もう二度と
君に触れることはできないけれど
今にしてまだ
僕は君を守り愛し
永遠に君を生きたいよ