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[48497] 二十四時
詩人:soul [投票][編集]

いつか見た情景は気付けば塗り潰されていたのです
曖昧なままほったらかした想いは忘れてしまって
進むべき場所など無い事を思い出しました
それでもまた
とりとめのない言葉を掬い上げて
恥ずかしげもなく歌を歌うのです

上澄んだ部分ばかりを見ていたら感情は薄れて
底に潜って行くと飲み込まれそうになるのです
煮えきらない決断はいつの間にか足枷になって
いつか見ていたい風景を思い出しました
そしてまた
日々に放り出された言葉を拾い上げて
恥ずかしげもなく歌を歌うのです

空気の振動を感じて
歌を歌うのです
とうに色褪せた言葉を拾い集めて
ありふれた日々のそれぞれを思い浮かべては
今日も揺らいで一日は落ちていくのです

2005/09/14

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