過去ログ
〜 過去ログ No.50534 の表示 〜
[50534] 城跡
夜
君の手を引き
城跡へ行く
草木の吐息を胸いっぱいに呼吸しながら
ヒタヒタ
石畳を歩む
暗い石の門をくぐると
城壁はクルリと取り囲み
月の明かりを水のように湛え
僕らは宙を漂うようだ
やがて
粗く冷たい城壁の岩肌にもたれた君
どうか今
その横顔を見詰める僕に気付かずにいて下さい
もしも気が付いても
素知らぬふりをして…
いつしか
月に寄り添う雲のように
僕の肩にそっと甘えて下さい
.
2006/02/23
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -