詩人:MA-KA | [投票][編集] |
身体が見えない。まるで影。「誰だい君は?」彼は黒いソファに腰掛けたまま。ドアは1つ、広いなぁ。いつからだろう?
真夜中。ベットの中。「まだ起きてる?すごいねぇ、寝ないんだ?」
「今日もまたいやなことがあったよ。」彼は立ち上がり、ドアに向かい歩き出す。その向こうには何があるの?心体の波うねる。頭は過去の悔。今の壁。未来の不安。でも、気分はいい。彼はノブに手をかける。そう、もう少し。
ここで彼は振り返る。その顔は今まで出会った人、思い出。巡る・・。
気がつくと、朝日が差し込んでいる。
また始まるんだ。一日が。