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[5198] 『ガラスの壁』
詩人:saixai [投票][編集]


強張った感情の波が
君を支配しながら
ガラスの壁は樹立する

誰しも生みだす
ガラスの壁は
気分次第で伸縮する


知ってるかい?
―知ってるよ。

気づいていたかい?
―・・・


ひとり
たたずんで
さみしがって

一人
淋しがって
理解者を求めて

ヒトリ
あるものを懼れて
固く目を閉じて

独り
ガラスの壁を
どんどん厚くして
広げていく


叩き壊してくれる人を
どこかで期待しながら

2003/10/22

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