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[5358] 『回り道のあと』
詩人:saixai [投票][編集]


岐路に立つたびに
果てしない未来の想像を試みた

どうしても霞む情景は
僕の心の不確かさで
それは当然のこととして生じたもの

迷いが生じるのは
何処となく釈然としないものが
心に引っ掛かっているから

混濁した世界

渦巻く思念

だから たくさん回り道をして
確かめようとする

回り道をするほどに
そのなかで1つの道筋が
浮かび上がってくる

本当はすでに選択していた道

それは もはや
簡単には揺るぎはしないのだと

はっきりと
心は晴れやかに

2003/10/28

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